懐屋敏悟の徒然日記

懐かしいに触れたり訪ねたり…温故知新の世界へ

立夏を過ぎ小満へ…季節のお便り

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立夏の直前、鴨川の棚田オーナーとして田植えをさせて頂きました。作業の合間に弾いた三線が本当に気持ち良かったです。あまりにも気持ち良く、写真など撮る事も忘れてしまいましたが、一緒に参加されていた大学生の方がいつの間にか撮って下さっていました。

立夏を過ぎれば今度は小満ですね。

しょうまん

草木が芽吹き満ち満ちている時、秋に種蒔きした麦が穂をつける頃で、穂の付き具合で少しホッと胸をなでおろす(満足)する時とも言われている様です。

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立夏に植えた苗がどこまで伸びているのか楽しみです。(上記の二枚の画像は拝借し、掲載させて頂きました。)

千葉鴨川で田植えをした後は、ゴールデンウィークはのんびりと過ごしました。

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兜を飾り、柏餅を頂き

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菖蒲湯に入りました。


近所を散歩していると、東京の我が家のご近所でも草木が芽吹き満ち満ちて来ています。

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ツツジはそろそろ終わりを告げそうです。


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薔薇が花盛りです。


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そして、次の主役がしっかり準備しています。季節が少しずつ入れ替わって行く事を実感します。

そして、嬉しい季節のお便りが届きました。

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皇室献上米で有名な多古米の里山からお便りを頂きました。長老が育てたワラビがドッサリお便りと一緒に届きました。

今でも、ワラビを見ると長老に連れて行って頂いた里山の森の山菜採りの事を思い出します。


悟長老『どこに生えてるかわかんないかな?よーく目を凝らして見てみろやぁ〜😊』


  敏悟  『うん…?わからない…どこにありますか?😱』


悟長老『ほら!あった🤗』


敏悟  『アッ😳そんなところに❗️あぁぁる😄へぇ〜❗️』


木と木の間、生える草木、よーく目を凝らしてみるとワラビが…不思議とだんだん目に飛び込んで来る。ちょっとワクワクしたひと時でした。




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頂いたワラビは、長老が手塩に掛けて育てた作品を、稲藁で丁寧に時間をかけた灰汁抜きし、仕上がった逸品。早速、私のお気に入りの牡丹のお皿に少々盛ってお醤油で頂いてみました。口の中でシャキッとした歯ごたえから山椒のような香りがほんのりと拡がり、ヌルッとした食感とともにほろ苦さがあります。お醤油をちょっと付けただけで本当に美味しいのであります。

草木が芽吹き満ち満ちている小満を連想する里山の恵みを頂きました。

もうすぐ立夏、田植え

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夏も近づく八十八夜🎵

5月2日で八十八夜を過ぎ、子供の日には立夏を迎えます。土用の後半は、すっかり夏の陽気に近づいて来ました。

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新緑の香りを運ぶ風のなかで頂くカレーは、本当にうまい。


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田んぼの天辺の山で三線の練習をしていたら、床の隙間から雨蛙がのそのそと歩いて床の隙間に構え、じっと見守られていました。鶯の合の手も心地良く、本当に気持ちよかったです。

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眼下に拡がる景色は、まるで小浜島の大嶽から稲粟の大豊作を讃える八重山民謡小浜節の一節の様な素敵な景色です。

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国際色豊かな約100名で田植え、私もその1人ですが、あまりにも気持ち良く心も身体も洗われる心地良さでした。田植えに夢中になっていて、その模様を撮るのを忘れてしまいました。田植え風景は、林良樹さんの画像を拝借しました。

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綺麗な牡丹。何故かぼた餅食べたくなってしまいました…

帰りがけに無印みんなみの里でぼた餅は無かったけど、棚田を見ながらわらび餅パフェを頂きました。

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そして、大山千枚田に立寄り深呼吸

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帰りは珍しく渋滞なしのアクアラインから綺麗な夕陽を眺めて帰りました。

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3月の水星逆行の時の帰り道は異常な大渋滞で、今迄の渋滞時の3時間行程を優に超え、5時間という最長記録でした。今日は非常に順調で、海ほたるに寄っても2時間で帰ることが出来ました。



手を使って、身体を使って、肌で感じて、最高です。小さくて良し、パラレルに自分の生業を建て、大好きな手作業に夢中になる人生を踏み出します。

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立夏に向けての土用

立夏

今年は5月5日です。新緑、そして田植えの時期ですね。

草木が芽吹く淡い緑にそよ風が通ります。

田んぼに水が入れば蛙の大合唱が始まります。

夏の気配が徐々に増して来る時の始まりです。

今は、立夏に向けての土用です。土用は、次の季節への橋渡しの時期。気温も不安定になりがちで、急な変化に風邪をひく事もあるようです。

夏に向けて変化して行く立夏に入る前に、身体を綺麗にする食べ物

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山菜のこごみ、キノコの煮物


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こごみの胡麻和え


山菜尽くし、苦味で身体のだるさを飛ばし、立夏に向けて備えます。

おそらの上からこんにちは

今週、お出掛けの帰り道

何故かスカイツリーに行ってみたくなった。

遅蒔きながら、人生初のスカイツリー展望台だった。

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昨年の今頃は、地上からスカイツリーを拝みながら、独り暮らしの爺ちゃん婆ちゃんにお弁当を配っていたね。人生初の三輪バイクを運転しながら、全くわからない道を誰からも教わる事なくお届けしてたなぁ。

眼下に見下ろす江東区

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去年は、今はもう逝っちゃった爺に怒られた場所、豊洲からマダムの住む団地は南砂、大正生まれの婆ちゃんや戦地から帰って来た兵隊さんの爺ちゃんが住む千田…

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あんなことこんなこと、亀戸・大島・南砂・東陽・塩浜・枝川・豊洲・木場・深川・白河・扇橋・平野・常盤・新大橋・住吉、それぞれの場所に目をやると、お客様だった爺ちゃん婆ちゃんの顔が目に浮かぶなぁ…

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『元気ですか?身体壊していないかね?達者でね‼︎…』

ヤバイ、展望台でぶつぶつ独り言言っちゃった。

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天界にいる神様やご先祖様って、きっとこんな感じで見て下さっているのだろうなぁ…


もう、去年の仕事には戻らないけど…

爺ちゃん婆ちゃん達者でね…

私は、次のお役目のため一歩踏み出します。

まだ道は決まっていませんが、そろそろ一歩踏み出して行く予感。

今日は、お別れのご挨拶に来たかったんだね私。



新年明けましておめでとうございます。

大晦日

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お袋から、

また面倒くさい事するんでしょ?という声がかかりました。ヨモギ入り手打ち沖縄そばでおふくろと我々の三人、年越しそばを打ちスープも作り食べました。なんだかんだで定番行事になりつつあります。


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今年のお正月は、ロマンスカー重でおせち料理をいただきます。紅白蒲鉾、数の子、いくら醤油漬け、伊達巻、昆布巻き、夫婦昆布、タヅクリ、蓮根とクワイの煮物と人参の梅桜姿煮、紅芋キントンです。

家族で御墓参りをして、5人がひとりひとつのロマンスカー重を頂きながら新年を祝います。


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改めまして、新年明けましておめでとうございます。神様に献饌した御神酒をお下がりに頂いております。

今年もよろしくお願いします。

年神様をお迎えする仕度

昨日無事にお正月のお仕度が一段落しました。

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先週の週末に千葉鴨川で注連縄作りにお邪魔し、ご長老の御指導のもと注連縄を作りました。


90歳になったご長老の手は力強くしなやかで、本当に魔法の手です。

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時には無邪気な子供の様に、時には力強い親父の顔で、そして知恵の宝庫であり百の姓を引出しにもつ厚み、僕もこんな歳を重ねて活きたい。

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来年は、この様なご長老のいらっしゃる場所でお米を愉しみながら創りたい、生きる知恵を学びたい、モノを創るヒントを得たい。

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干し芋、美味かった。懐かしい。


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帰りがけに地元の酒蔵に寄りました。甘酒と日本酒が美味かった。


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これで我が家にも年神様が来ますね。


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相方の作品は、実家に飾りました。


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今年の神棚は、去年より更に賑々しくなりました。

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大好きな八重山の景色やロマンスカーをカレンダーで眺めながら新たな年を迎えます。


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鴨川のご長老の田んぼで取れた長狭米がお酒になりました。


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先ずはお気に入りの指定席で、新年からの新たな旅立ちを祝い、頂きます。そして、家族で呑みます。あとはお料理が揃えば宴の始まりです。

皆さま、良い年をお迎え下さいませ‼︎



強者どもが夢の跡

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夏草や強者どもが夢の後


12月8日午後6時

不動産屋さんに鍵を引き渡しました。


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江東区森下

近所には、呉服屋さんがあったり


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大正から100年続く老舗の深川飯屋さんがあったり、まだまだ昔ながらのお店屋さんが頑張っている下町です。


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橋が多く、当に水の都です。

芭蕉庵の近くから暮れなずむ街を初めて見ました。今までその様な余裕はなかったですからね。


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萬年橋、4月4日から暫く、社長と一緒に車で早朝通勤していました。最後にこの橋を渡り直ぐに店に着きました。


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芭蕉通りに程近い所で営んでいた弁当屋。全ての片付けが終わりました。


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近所の神社の木々は、もうすぐ冬支度です。


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芭蕉通りの桜が満開だった頃、この店を引き継ぎました。今ではすっかり冬の空です。


つい1週間前は千秋楽前日で、手作り調理で卯の花やきんとんを作っていました。

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不思議と今となっては遠い昔に思えます。全ての備品と廃棄物の処理を終え、本当に何もない空間になったためでしょうか…

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昨夜で最後の出勤、供に頑張ってくれた副店長に感謝です。


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事務所に残るのは、粗大ゴミに出される机と電話があるのみ。このユニフォームとも今日でお別れです。万感の想いを馳せてという事も無く、ただ素直に全てをやり終えスッキリした気持ちです。素晴らしい課題を下さり、無事乗り越える事が出来ました。神様皆様ありがとうございました。